今回はシベリア鉄道横断旅行記の第2回。
ウラジオストクで列車乗車後~ハバロフスク到着までを記録します。

↑シベリア鉄道からの眺め

シベリア鉄道横断旅行記:乗車してから
2018年1月19日21時50分、ついに念願のシベリア鉄道に乗車。
ウラジオストクからハバロフスクまでの所要時間は約12時間。
朝にはハバロフスクに着けるはずです。
3週間以上の旅行なので最大サイズのスーツケースを担ぎ、なんとか列車に乗車。
私達は3人での旅行だったので2等車のチケットを購入していました。
(2等車は1つのコンパートメントに最大4人まで入れる)
料金は3,387ルーブルで、当時の日本円にして約6,435円です。
空いていた1つの寝台には途中から元軍人?さんだという男性が同室となりました。
かろうじて覚えたロシア語で「こんにちは」とあいさつ。
あまりお話はしませんでしたが、英語が通じなかったので筆談で軽く自己紹介などをしました。
異国の列車で知らない人と同室になるのはかなり緊張しましたが、相手の方は落ち着いている様子でした。
シベリア鉄道を利用する人はこういうのに慣れているのかもしれません。
列車に乗り込んだのは夜で窓からの景色も良く見えなかったので、車両内に設置されているサモワール(給湯器・利用は無料)で一杯お茶を飲んですぐ寝ました。
コップは持参です。
(追記:コップは車掌さんから借りれるみたいです!)
ちなみにシベリア鉄道の列車では各寝台の上に水やスリッパ、巨大すぎる歯ブラシなどが置かれていて自由に使って良いようでした。
水は350mlしかなかったので、やはりスーパーで歯磨き&口すすぎ用の水を調達しておいて大正解でした。シベリア鉄道ではトイレで歯磨きすることになるのですが、水が安全かどうかわからないので・・・
そして夜が明け、朝8時ちょっと前に朝食のお弁当も支給されました。
※チケットによっては朝食がついていない
↓こちらはご飯の前に支給されたセット。水とプラスチックの使い捨てカトラリー、お手拭き、キャラメル入りチョコレートです。
チョコレートはスニッカーズより甘く、1日かけてやっと食べ切るレベル…

薄味のチキンライスとケチャップのセット。
お味はまあ普通です(笑)ほのかに温かかった点は良かったです。

そしてご飯を食べ終わると車両内全体がバタバタしてきました。
ハバロフスクで降りる人が降車準備を一斉に始めます。
そして1月20日朝10時前、ほぼ定刻通りにハバロフスクに到着し、乗客が一斉に降りていきました。私達も続いて下車しました。
シベリア鉄道初乗車はここまで。
ハバロフスクの前にも何駅か停車駅はありましたがほとんど降りる人はおらず、ハバロフスクはシベリア鉄道の中でもかなり利用者が多く重要な駅であることが伺えました。
なおシベリア鉄道のネットの接続環境は、正直あまりよろしくないです。
街の近くを通ればネットは多少繋がりますが、ほとんど何もない森の中を走る鉄道なので期待しない方が良いと思います。
それでもシベリア鉄道旅行前にネット接続の準備をしておきたい!という人はこちらもチェックしてみてください。↓

シベリア鉄道横断旅行記:ハバロフスクに到着
ハバロフスクに到着してホームに降りると・・・
ウラジオストクより更に寒い!!
気温は当時マイナス20度未満です。
↓真冬のハバロフスク

シベリア鉄道を降りると駅のホームからスーツケースを持って駅構内に移動することになるのですが、ホームが広く大きな歩道橋を渡らなければなりません。
歩道橋は当然ながら階段で、しかも一面に雪が積もっています。そして多分階段は軽く50段はあります。
スーツケースを持って上り下りをするのはちょっと危ないなー・・・と思っていたところ、市場などによくある電動カートで「スーツケース代わりに運びます」と宣伝している人がいました。
屈強なロシア人達は自分で大荷物を運べる人もいましたが、私達ひ弱な日本人は運び屋さんにお願いすることに。
料金はあらかじめ掲示されていたことや、他のロシア人で運んでもらっている人もいたので詐欺ではないだろうと推測。
料金は当時のレートで日本円にして約300円。安全を買えた意味で頼んで良かったと思います。
ハバロフスク駅構内に着いた感想は・・・
意外と広い!

売店やレストランなどが揃っており、列車を待つのにも退屈しなさそうです。
なおメインエントランスを入ったホールにはズベルバンクの銀行ATMもあり、VISAのクレジットカードで海外キャッシングも使えました。(=現地通貨が引き出せる)
日本の両替所でルーブルを用意するよりも手数料が大きく節約できますし、旅行が終わってすぐ返済すれば利息もそこまでかからなかったです。
今回のシベリア鉄道横断旅行記はここまで。
次回の旅行記ではハバロフスクでの観光の様子やタクシー事情などを紹介します。
