モンゴル系住民が多く居住!ウラン=ウデ概要
ウラン=ウデはロシア連邦内の「ブリヤート共和国」の首都です。
ウラン=ウデは他のロシアの都市とは一風変わっており、モンゴル系住民のブリヤート人が多く住んでいます。
日本人と顔つきがそっくりな人が多いので、親近感を覚えるかもしれません。
またここではチベット仏教を信仰する人も多く、街にはどことなくアジアっぽい雰囲気も漂っています。
ちらみにウランウデは「赤いウデ川」という意味のモンゴル語で、やはりヨーロッパよりアジア系文化にルーツを持つ場所なのだと感じさせられます。
(余談ですがモンゴルの首都ウランバートルは「赤い英雄」という意味です。)
あまり観光スポットは多くないですが、ロシア内でチベット文化を感じられる珍しい場所ですし、せっかくシベリア鉄道に乗るなら一度降りてみて欲しい場所です。
ウラン=ウデの見どころ・おすすめ観光スポット
チベット仏教寺院 リンポチェ・バグシャ(Rinpoche Bagsha:Ринпоче Багша”)
リンポチェ・バグシャはロシア国内でも珍しいチベット仏教寺院です。日本によくある仏教のお寺とは全然違うのでかなり新鮮に感じます。
ウラン=ウデ市内の高台に建っており、ここから街中を見渡せます。
夜にはライトアップされるので、夜景を眺めに行っても良いかもしれません。
中心部からは少し外れてしまいますが、行く価値あり。おすすめです!
アルバート(Arbat)
ウラン=ウデで一番賑わっているエリアで、市内のひとつの見どころです。
飲食店やお土産屋さんがあったり、近くにはGALAXYという大きなショッピングセンターもあったりします。(衣料品やお土産などが買える。)
散歩がてら行ってみると良いでしょう。
ブリヤート歴史博物館(Buryatia History Museum:Музей истории Бурятии)
ブリヤート共和国の歴史に焦点を当てた博物館です。フロアによって展示テーマが違い、料金も異なります。(英語の料金表あり)
全ての展示が見られる”all exhibitions”のチケット(400ルーブル)でなくても、迷ったら”History of Buryatia”(160ルーブル)の展示だけでも十分かもしれません。
ロシア語の解説しかないのが少し残念ですが、ブリヤート共和国の伝統衣装や道具、昔の人々の写真を見ることができとても興味深かったです。荷物や上着はクロークで預かってもらえます。
(クロークの女性が珍しく英語が少しわかる方で、すごく優しかった。)
戦勝公園(Victory Memorial Park:Мемориал Победы)
アルバートのすぐ近くにある大きな広場です。
特に何もないですが、戦争関連のブロンズの彫り物や「永遠の炎」を見ることができます。散歩や日向ぼっこをしている人がいます。
おまけ
ウランウデのおすすめモンゴル料理レストラン
せっかくウランウデに来たら、モンゴル料理のレストランに行ってみましょう。お店の名前はそのままで、「モンゴル(Монгол)」です。
値段もかなりリーズナブルで、レートによりますがサイゼリヤと同じくらいのイメージです。
ちょっとにおいはきついですが、モンゴル料理店らしくラム肉の料理も提供されています。
しかも安いのにお皿に山盛り!!
味付けも比較的日本人好みのものだと思うので(ちょっと甘め)、長期のシベリア鉄道旅でロシア料理に飽きたらここでリフレッシュしましょう。かなりおすすめのレストランです。
物乞いや後を付けてくる人に注意
私自身は会ったことがありませんが、ウランウデには物乞いをする人が多いという情報をよく聞きました。強引に何かを取られるという内容は見ませんでしたが、中にはそういう人もいるかもしれないので注意するに越したことはないと思います。
また、何かされたわけではありませんが私達が旅行者風の身なりをしていたからか、GALAXY(ギャラクシー)というショッピングセンター内では後を付けてくる人もいました。(早足で歩きやり過ごしました)
トラブルに遭わないよう、極力もたもた歩かず少し警戒している素振りを見せたほうが身のためかもしれません。
ちなみにブリヤートの人たちはとても穏やかな人が多く、とても親切にしてくれることが多かったです。
特別治安が良いかというと?が付きますが、他のロシアの都市と同程度と思って良いと思います。
ウラン=ウデ自体聞き慣れない名前で寄るか迷っている人もいると思いますが、時間があるなら是非立ち寄ってほしいです!
シベリア鉄道を横断しないと絶対に来ない場所だと思うので!(笑)