シベリア鉄道とは

シベリア鉄道について

シベリア鉄道のルートクリックで拡大。無断転載は禁止となります。

シベリア鉄道とは?

 

シベリア鉄道とは、その名の通りロシアの広大なシベリアの大地を横断する列車です。長さは世界一。

下車しなかった場合でも縦断にはおよそ143時間、約6日間かかります。

 

日本ではこんなに長い距離を走る列車はありませんし、飛行機でどこにでも行ける今の時代、あえて鉄道で旅をすることにロマンを感じずにはいられませんよね。

 

シベリア鉄道は主に上の地図の青い路線を指し、ロシアを東のウラジオストクから西のモスクワまで約9,289㎞を結ぶロシアの交通の要です。※

 

建設が始まったのはなんと19世紀ロシア帝政時代で、とても歴史のある鉄道です。

 

(※ルートによって距離は多少変わります。ウラジオストク~チェリャビンスクまでを結ぶルートが本来のシベリア鉄道ですが、モスクワまでのルートを指すことが多いです。)

 

下記で触れますが、広義のシベリア鉄道を含めると他にも複数の路線があります。

 

シベリア鉄道本線

地図上の青い路線が一般的に言うシベリア鉄道です。東はウラジオストクから西はモスクワまでを結びます。

 

「シベリア鉄道に乗る」と言えばまずこの路線が思い浮かびます。

もちろんモスクワからウラジオストクに向かうコースもありですが、ウラジオストクからモスクワに向かう横断ルートが日本人にはおすすめ。

東京からウラジオストクまでは飛行機でおよそ3時間と、比較的アクセスもしやすいです。

 

東清鉄道

地図上の緑色の線で、北京~ハルビンを経由してチタのシベリア鉄道に合流します。

(満洲里、綏芬河を横断しウラジオストクに達する路線もあります)

 

「東清鉄道の敷設権」という言葉を世界史で聞いたことがありますか?

この路線はまさにそれで、1894年に清がロシアに与えた満州の鉄道敷設権により建設されたものです。

 

モンゴル縦貫鉄道

地図上の赤い線がモンゴル縦貫鉄道です。北京~ウランバートルを経由し、ウラン=ウデのシベリア鉄道に合流します。

中国~モンゴル~ロシアの3国を通過しアジアの雰囲気も感じつつ旅ができるので、ヨーロッパからの旅行者にはこちらのルートも人気があります。

 

シベリア第2鉄道

バム鉄道(БАМ)、もしくはバイカル・アムール鉄道などとも呼ばれる全長約4,324kmの路線です。(地図のオレンジの線)

イルクーツク州のタイシェトから本線と分かれ、東の終点であるるソヴィエツカヤ・ガバニまでを結びます。

※なお正式なバム鉄道はレナボストーチナ~コムソモリスク・ナ・アムーレまでの約3,075kmとなりますが、ここでは一般的に指すバム鉄道を紹介しています。

 

細かい支線を含めると他にもありますが、今回地図には主な路線のみ示しています。

 

シベリア鉄道に乗ってみたい!

シベリア鉄道に乗ってみたいと思ったあなたへ。

 

シベリア鉄道は、チケットとロシアのビザさえあれば外国人でも乗車可能です。

 

自分で手配するなら好きな区間のチケットを購入すれば良いので、長期の休みを取るのが難しければ短距離で利用するのも良いですし、時間があれば長距離で利用するのも良いです。

 

寝台列車なのでもちろんベッドもついています。

 

列車や車両の等級にも色々あるので、予算等に応じて自分好みに旅をアレンジするのも楽しいですよ。

 

シベリア横断旅にはある程度の時間や根気が必要になりますが、良い経験になることは間違いなしなので、人生で一度は体験してほしいです!

 

当サイトではシベリア鉄道のチケットに関する情報をまとめているので、興味のある人は見ていってくださいね。

 

Anthony Haywood, Trans-Siberian Railway (Lonely Planet, 2012),p22-26.

“ロシア・東シベリア以東の石炭輸送インフラの現状と将来”.日本エネルギー経済研究所. https://eneken.ieej.or.jp/data/pdf/1089.pdf, (参照 2020-04-23)