
本記事ではエカテリンブルクの基本情報と、おすすめの観光スポットや見どころを紹介します。
シベリア鉄道停車駅・エカテリンブルク概要
エカテリンブルクはウラル地方最大の都市です。
ウラジオストクから乗車したシベリア鉄道もいよいよ終わりに近づいてきました。
ウラルと言えばウラル山脈、石炭や石油、金、鉄などの天然資源の宝庫です。そのせいもあってか、エカテリンブルクにはやたらとアクセサリーショップが多いです!
有名なロシアサイトであるロシア・ビヨンドさんでも、エカテリンブルクは鉱物資源が豊富な「宝石の環」の一部だと紹介されています。
ヴィソツキーの展望スペースからエカテリンブルクの街全体を眺めると工業都市の雰囲気もありますが、中心部はお店やレストランで溢れていて結構賑わっています。
2018年当時はGettのタクシー数も多く、移動もしやすかったです。
シベリア鉄道で訪れたならぜひ途中下車し、1泊程度は滞在してほしい街です!
ちなみに都市の名前「エカテリンブルク」は、ロシア皇帝ピョートル1世の妻エカチェリーナ(エカテリーナ)1世に由来するそうです!(どうでもいいかもしれませんが、世界史の授業で有名だったのはエカチェリーナ”2世”です)
エカテリンブルクの見どころ・おすすめ観光スポット
エリツィン・センター
エリツィン・センター(エリツィン・ツェントル)はウラル地方出身のエリツィン元大統領(兼元首相)の記念センターです。
1991年頃から在任していたこともあってか、センター入口には「1991」の大きなモニュメントがあります。
施設の目玉はエリツィン大統領の功績をまとめたミュージアム、その他にはアートギャラリー、化粧品店、服屋、本屋、雑貨屋などがちらほら。誰でも楽しめるというより、セレクトショップ風の小洒落た感じのお店が多かったです。あとは綺麗なスーパーもありました。
なおミュージアムの説明文はロシア語がメインで、一応英語文もあり。(開館時間:10:00-21:00)
ボリス・エリツィン(1931-2007):1991年~1998年頃ロシア連邦の初代大統領を務める。ソビエト連邦からロシア共和国の離脱させ、現在の独立国家共同体(CIS)の創立に貢献(…→ソ連の崩壊へ)
ヴィソツキービジネスセンター
ヴィソツキービジネスセンター(Vysotsky Business Center)はエカテリンブルクにある地上50階建て・高さ188mの高層ビル。展望フロアから街を一望でき、晴れている日の景色は絶景です!
展望フロア自体は広くはないので、すぐ見終わってしまうかもしれません。
建物内部は日本にもあるようなビジネスビルそのもので、1階にはカフェもあります。
ちなみに「ヴィソツキー」はロシアの有名な詩人・俳優のウラジーミル・ヴィソツキーの名から来ており、ビル内には彼のミュージアムもあります。
展望フロア営業時間…10:00-22:00、チケット代400ルーブル
血の上の教会
血の上の教会(フラム=ナ=クロヴィ,Храм-на-Крови)はエカテリンブルクにあるロシア正教会。
(フラム храм=寺院、ナ на=~の上に、クロヴィкрови=血 という意味)
ロマノフ王朝最後の皇帝・ニコライ2世一家が銃殺されたとされる地に建てられています。
2018年のサッカーW杯の頃には高円宮久子さまもご訪問されているようで、上のリンク先の教会公式サイトにも写真が掲載されていました。
女性は中に入る時は帽子かスカーフをつけます。男性は帽子をつけていると、はずしてねと言われます。
冬には美しい氷でできた芸術作品が教会前に並んでいました。最後は溶けてしまうと思うと本当にもったいない・・・
中には広めのお土産屋さんもあります。同行者によると、ここで買ったシルバーのネックレストップはかなりリーズナブルでデザインも凝っているのでお気に入りだとのことでした。
イセチ川
イセチ川はエカテリンブルクの中心を流れる大きな川です。
ヴィソツキーの展望台から眺めるとその大きさがわかると思います!
真冬になると凍るので上を歩くこともできます。(※人が歩いた道ができている時のみ渡りましょう。)
ヴァイネラ通り
ストーンカッティング&ジュエリー美術史博物館
おわりに
以上、エカテリンブルクの情報をまとめてみました。
鉱物資源が豊富なウラル地方ということもあって、エカテリンブルクではその恩恵を受けて繁栄した街の様子を垣間見ることができ、結構面白いです。
ザ・観光客向け!というスポットは少ないですが、シベリア鉄道横断を計画しているあなたなら、普通の旅行だけでは物足りないはず!?
時間が許せば是非立ち寄ってみてください!