シベリア鉄道の旅の始まり!ウラジオストク概要
ウラジオストクは言わずと知れたシベリア鉄道の始発(終点)駅です。シベリア鉄道を横断するなら、大抵ここから乗車する人が多いです。
またウラジオストクは「日本から行ける一番近いヨーロッパ」とだけあって近年注目されていますよね。2020年3月にはANAの週2回の直行便も新規就航しました。
ウラジオストクは鉄道敷設当時から不凍港としても有名で、物流拠点の一つでした。今でも駅には多くの貨物車両が並んでいます。
日本からウラジオストク国際空港までは成田空港から約3時間。
さらに空港から乗り合いバスで約50分乗車すればウラジオストク駅に着きます。
なお駅に向かうバスは空港で降りて皆が進む方向に付いていけばすぐにわかると思います。(事前予約等は不要)
ウラジオストクの主な見どころ・観光スポット
ウラジオストク駅
シベリア鉄道に乗る人にとって、やはり一番の見どころはウラジオストク駅でしょう。
ウラジオストク駅のホーム中央にはシベリア鉄道最終点の「9288km」と書かれたキロポストがあり、写真撮影スポットになっています。
また駅舎からホームへ続く横断橋があるのですが、そこからの眺めは非常にわくわくするものがあります。いくつもの車両がひしめく風景は鉄オタでなくとも感動するに違いありません。
ここでも是非記念写真を撮っておきましょう!
鷲の巣展望台(オルリノエ・グネスド:Орлиное Гнездо)
ウラジオストク観光と言ったら鷲の巣展望台(オルリノエ・グネスド:Орлиное Гнездо)です。金角湾と市内を一望でき、夕焼け時は特に綺麗に見えると評判です。
噴水通り(ウーリッツァ・アドミララ・フォキナ:Улица Адмирала Фокина)
ウラジオストクでヨーロッパ風の街並みを楽しめるのが噴水通り(ウーリッツァ・アドミララ・フォキナ:Улица Адмирала Фокина)です。
鷲の巣展望台から徒歩で15分~20分ほどで、多くのお土産屋さんや飲食店が立ち並んでいます。
この通りにあるパンケーキ店「ウフ・トゥイ・ブリン」、多国籍料理店「SVOY fête」、グルジア料理「グルジンスキーレストラン・スプラ」、カフェ「Five O’clock」等は観光客にもかなり人気でおすすめです。
ポクロフスキー聖堂(Собор Покрова Пресвятой Богородицы)
ポクロフスキー聖堂はウラジオストクで有名なロシア正教の教会です。(カタカナだと「パクロフスキー」と書く場合もあります)
2003年に建設されているので比較的新しいです。観光客も見学可能です!
おまけ:シベリア鉄道乗車前はスーパーに必ず寄ろう
ウラジオストク駅のすぐ近くに24時間営業のスーパーがあるのですが、ここはシベリア鉄道乗車前に是非寄っておくべきです。
食料や水、ティーバッグやインスタントコーヒー、その他車内で必要になりそうな物を調達しておきましょう。
↓Supermarket Ekspress24の場所。
一応鉄道内で水は500mlペットボトルが1本支給されますが(2018年時点)、水道はトイレの水しか使えないのでハミガキ等で口をすすぐのに使っていると足りなくなる可能性があるからです。
また、車内にはサモワール(給湯器)があるので、お茶やインスタントコーヒーがあると列車旅をより充実させることができますよ。
おわりに
成田からウラジオストクに来て当日そのまま列車に乗る場合あまり観光する時間はないかもしれませんが、案外名所も多く楽しめる街です。
観光スポットは半径700m以内位に密集しているので、1泊滞在すれば最低限の名所はだいたい回れると思います。
時間に余裕がある人は乗車前に観光してみるのもおすすめです。
(2020年現在、成田~ウラジオストクの飛行機は毎日就航しているわけではないので、列車のスケジュールも含めしっかり確認しておくのが良いでしょう。)