旅の準備

【モデルプランあり】シベリア鉄道横断旅のおすすめ旅程

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シベリア鉄道横断の旅程の決め方がわからない!

 

シベリア鉄道横断旅を考えるにあたり、結構悩むのが旅程の組み方ではないでしょうか。

 

ウラジオストク~モスクワ(もしくは逆)の区間のシベリア鉄道を横断するには、途中下車しなかったとしても約6日半~7日が必要です。

 

しかし東から西まで余すことなく街を見ていくと、1か月あっても足りません。

 

「せっかくシベリア鉄道に乗るなら途中下車しつつ色々な観光スポットを巡りたい。けれどどの駅に絞って途中下車したらいいかわからない。」

という人も多いはずです。

 

本記事では、限られた期間の旅でも極力多くの観光地を巡れるオススメの旅程を紹介します!

 

まずは何日間旅に使えるか、はっきりさせよう

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シベリア鉄道横断の旅程を組むために、まずは自分が何日間旅に使えるのかはっきりさせましょう。

それによって途中下車が何回できるか等がかなり変わってきます。

 

先ほども触れましたが、シベリア鉄道横断には最低約7日間必要です。

しかしシベリア鉄道沿線にはとても魅力的な街も多く、正直途中下車しないのは少し勿体ないかなと思います。

 

「あまり長期の休みが取れないので横断だけでもできれば満足!」という人もいると思いますが、やはりせっかく旅をするならなるべく日程は多めに確保するのがおすすめです!

 

お風呂事情も考えると、やはり途中下車がおすすめ

 

私が途中下車をおすすめするのにはもう一つ理由があります。

それはお風呂事情です。

 

1等車ならシャワー付きなので、列車旅に飽きてしまう問題を差し置けば車内でずっと過ごせるかもしれません。

しかし料金が比較的安い2等車以下はシャワーがないので1週間お風呂に入らないのは多くの人にとって厳しいはずです。(特に夏)

 

また、あまり言うと申し訳ないのですが、コーカソイド系のロシア人(いわゆる白人と言われる方)はアジア人と比べるとかなり体臭が強いことが多いです。(そういう体質なのだと思いますが・・・)

もし体臭が強い方が自分の席の近くにいて、始発から終点までずっと一緒に過ごすとなると参ってしまうと思います。

 

そういう意味でも、横断中電車を降りて新鮮な空気を吸うのは私的にはかなり重要でした。

2等車、3等車にするなら、乗りっぱなしではなく途中下車を強く推したいところです!

 

【シベリア鉄道】列車内でのおすすめの過ごし方【暇すぎる】 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); ...

 

おすすめは15日間程度のプラン

 

ここで、個人的におすすめな15日間の旅程を紹介します!

このプランがマッチするのは、次のような人です。

 

1か月超の旅行期間が取れない。

旅費を抑えたいので2等車、3等車を利用したい。

色々な街を見てみたい。

 

ただ、これはあくまで私がベストだと思ったプランなので、みなさんが自分で気になる場所が他にあるなら、滞在日数の振り分けを変えてみてください。

プラン内容はこちら↓

 

  宿泊場所 旅程
1日目 車中 ウラジオストク出発。乗車時間約13時間※
2日目 ハバロフスク ハバロフスク到着・滞在。アムール川は必見。
3日目 車中 ハバロフスク出発。乗車時間約54時間。
4日目 車中 列車で過ごす。
5日目 ウラン=ウデ ウラン=ウデ到着・滞在。Rinpoche Bagsha、民族博物館
6日目 イルクーツク ウラン=ウデ出発。乗車時間約8時間。イルクーツク到着・滞在。
7日目 イルクーツク イルクーツク滞在。バイカル湖・犬ぞり
8日目 車中 イルクーツク出発。乗車時間約56時間。
9日目 車中 列車で過ごす。
10日目 エカテリンブルグ エカテリンブルグ到着・滞在。エリツィンタワー
11日目 車中 エカテリンブルグ出発。乗車時間約30時間。
12日目 モスクワ モスクワ到着・滞在。赤の広場・クレムリン・グム百貨店
13日目 モスクワ モスクワ滞在。・Arbat通り・バレエ観劇・スケート場
14日目 モスクワ   〃   。トレチャコフ美術館・ベルニサージュなど
15日目   帰国

※ウラジオストク夕方発の列車を選んだ場合

 

一応街の大きさや観光スポットの多さを考慮して、下車した街での滞在日数を決めました。

このプランなら、シベリア鉄道沿線の特に主要な街はだいたいカバーできますし、少なくとも2日か3日に1回は途中下車できるのでお風呂問題も解決です。到着地をモスクワにしたのは、単純に都会に向かう旅程の方が(個人的に)ワクワクすると思ったからです。

時間にもう少し余裕があれば、各街の滞在期間を延ばしたり、他の街に寄っても良いと思います。

 

ウラン=ウデはあまり馴染みのない名前だと思いますが、ここはブリヤート共和国の首都でモンゴル系の人が多く住んでいて他のロシアの街とはかなり雰囲気が違います。大きな観光スポットはありませんが、寄ってみると面白いよ!という意味でプランに入れました。

 

ウラン=ウデの代わりに途中下車するなら、ノボシビルスクやクラスノヤルスクにすると良いと思います。

 

余裕があればサンクトペテルブルグまで行ってみよう

 

さらに時間に余裕がある人は、モスクワから列車でサンクトペテルブルグに行ってみましょう。

サンクトペテルブルグまではモスクワのオクチャブリスカヤ駅から高速列車が出ていて、約3時間ほどで行けます。

 

一部区間だけ乗りたい場合

 

もし、「あまり時間に余裕がないけどシベリア鉄道に乗ってみたい!」という人は一部区間だけでも乗車してみるのも良いと思います。

 

おすすめの区間は①ウラジオストク~ハバロフスクと②ウラン=ウデ~イルクーツクです。

 

ウラジオストク~ハバロフスク

おすすめ区間の1つ目はウラジオストク~ハバロフスク。乗車時間約13時間。

特にロシア号とオケアン号の列車の1等車はかなり豪華ですがそこまで料金は高くないので、シベリア鉄道の良いところだけを楽しみたい欲張りさんにおすすめです!

 

ハバロフスクにはハバロフスク・ノーヴィ空港があるので、シベリア鉄道に乗ったらロシア国内の他の都市へショートカット可能です。日本への直通便はありませんが、モスクワやサンクトペテルブルグ、イルクーツクなどに行けます。

なおウラジオストクには成田空港からの直行便が出ています。

 

ウラン=ウデ~イルクーツク

おすすめ区間の2つ目はウラン=ウデ~イルクーツク間です。乗車時間約8時間。

 

何と言っても、この区間は車窓からバイカル湖が見られるのが魅力です。夏は青々と広がり、冬は一面凍り付く湖へと変化します。

バイカル湖を脇目に列車で過ごすのは本当に贅沢です。遠くまで景色が見えたほうが楽しいので、席(寝台)を予約する際は下段にしたほうが良いと思います。

 

ウラン=ウデにもイルクーツクにも空港があり、モスクワ等他のロシア国内の都市へのショートカットが可能です。

 

各地空港の就航情報は2020年5月のものです。最新の情報は航空券予約サイトおよび空港のサイトにてご確認ください。

 

おわりに

jacqueline macouによるPixabayからの画像

 

本記事ではおすすめのシベリア鉄道旅のプランニング例を紹介させてもらいました。

ロシアは本当に広く魅力的な場所も多いので選ぶのも結構迷いましたが、一応ここを押さえれば「シベリア鉄道に乗ったよ!」と胸を張って言えるのではないかな、と思い旅程を決めてみました。

 

みなさんの鉄道旅が安全で楽しいものとなりますように!

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