ロシアではサーモン料理はもともと有名ですが、
最近は日本食ブームで寿司など生魚が頻繁に食べられるようになってきました。
しかし、ロシアで旅行者は安易に生魚を食べないほうが良いです。
理由はもちろん食中毒。
今回は2014年に私が初めてロシアに行った際、激烈な食中毒になった話をします。
(ちょっと汚い話が出るのですがご容赦ください)
ロシアで食中毒に!ブリヌイに入っていた生サーモンに当たった。
「みんなが食べてるから大丈夫」ではなかった!
ロシアから帰国する当日昼、モスクワのとある場所でブリヌイ(ロシア風クレープ)を食べた私。
かじってから中に生のサーモンが入っていることに気が付きました。
海外で生魚は危ないという話はよく聞くので「やっちゃったなー」と思いつつ、、、
残すのも何だか忍びないので、そのまま食べました。
他のロシア人も食べていたし、大丈夫だろうと自分で勝手に納得しました。
ところがこれが運の尽き。
生サーモン入りブリヌイを食べて2~3時間後、猛烈な吐き気と倦怠感が出始めました。
一緒に食べた友人達も同じく・・・。
帰国日だったので何としてでも空港に行かなければ・・・
とバスに乗りますが、車内で我慢できずにビニールに吐いてしまいました。
(他の乗客の方ごめんなさい)
空港で身動き取れず。無事搭乗できるのか?
そしてバスを降りたら今度はひどい下痢と続く吐き気で空港のトイレから出られず。
最初は食中毒だと気が付かなかったのですが、上からも下からも止まらない状態で
「あのサーモンかな?」と感じるように・・・
油断した自分を殴りたかったですが時すでにお寿司状態です。
しまいには吐くものがなくなり胆汁らしきものも吐きました・・・
よりによって海外で、本当に死ぬのかなと思いましたorz
飛行機のチェックイン時間の締め切りが迫っていたので、フラフラになりながらなんとかチェックイン。
しかしまたまた吐き気と腹痛でトイレへ・・・
空港職員に発見される
飛行機の乗り場の待機場所とトイレを往復していたら途中で動けなくなっていた私。
終わった・・・
と思っていたら、シェレメチェボ空港の救護スタッフらしき方が車椅子で医務室に運んでくださりました。
この時吐き気は少し治まっていたような気がしますが(意識朦朧であまり覚えていない)、救護スタッフさんが私が気絶すると思ったのか、何やら強烈な刺激臭のする薬品を無理矢理何度も嗅がせてきました。
未だにあの薬品が何だったのかわかりませんが、これが本当にびっくりするぐらい意識バキバキに目覚めさせられます。
雪山じゃないんだから気絶してもいいでしょ!とつっこみたくなりましたが、もちろんそんな元気はありません。
(日本では患者が気絶しないように強制的に起こす薬品を嗅がせることってあるんでしょうか? 何ともおそロシア的な荒療治(?)だと思いました。)
結局医務室では治療的なことは特に行わず謎の薬品を嗅がされただけで終わり、
搭乗時間も迫っているということでウップウップ言いながら飛行機に乗りました。
飛行機内も吐き気で死ぬほどつらかったです。
そして成田空港に着き、少し熱もあったので空港の診療所?でかくかくしかじか説明。
多分食中毒ですねと言われ、吐き気止めや抗生物質的な見たことのある薬を処方されました。
その後は確か2~3日間は吐き気が続き、下痢は1週間以上続いたと思います。
ロシアで食中毒になるなんて、、、
本当に本当に辛かったです・・・。
ロシアで生魚は食中毒のもと!食べない方が安全です
私が生サーモン入りブリヌイを食べてしまった場所は
衛生管理もパッと見た印象だと平均的で、
明らかに汚いというわけではありませんでした・・・
もちろん生魚を食べても体質的に大丈夫な人もいると思いますが、ロシアに行った友人などから「生サーモンを食べて食中毒になった」という声をあまりにも多く聞きます。
皆、食中毒ってこんなに辛いのか!!と口を揃えて言っていました。
ロシア好きな身として、せっかくロシア旅行をする人にこんな酷い目に遭って欲しくないと心から思います。
もちろん食中毒は生魚だけが原因ではないですが、いくら美味しそうに見えてもロシアでは生魚を極力避けることをおすすめします!!!
お寿司ならわかりやすいですが・・・
ブリヌイのように中身が見えない場合は食べる前に何が入っているか確認したほうが良いと思います。
ロシアの食文化を思いっきり楽しめないのは辛いですが、もしかしたら日本人には耐性の無い菌が存在しているのかもしれません。
ロシア旅行を楽しく安全に終えるためにも、注意するに越したことはないでしょう。
それでは!